エアロパーツとは

エアロパーツとは、自動車などの外装の印象やイメージをより美しいスタイリングに変えたり、走行時に車体自体が受ける気流を整えて、気流の抵抗を少なくしたりすることのできるパーツのことです。この他にも、インタークーラーやラジエターなどの冷却効率を高めることができたり、ダウンフォースを発生させたりできるエクステリアパーツ(外装のパーツ)のことをいいます。エアロパーツは、主に「エアロ」と略されます。また、基本となるエアロパーツを全て装着していることを「フルエアロ」をいい、車にエアロパーツを装着することを「エアロ化」といいます。これと同様に基本となるエアロパーツを全て装着することを「フルエアロ化」といいます。一般的にフルエアロと言われるのは、フロントスポイラー、リアスポイラー、サイドスカートの3種類のエアロが装着された状態のことです。

エアロパーツの種類と効果@

まず初めに基本となるエアロパーツの種類と効果の紹介をしていきます。一つ目は、フロントスポイラーです。これは、エアダムとも呼ばれています。フロントスポイラーの効果は、フロントバンパーの形状を最適化し、ボンネット上部に抜けていく気流を調整してくれます。フロントスポイラーには、様々な種類があります。例えば、フロントバンパーと一体式になっているものは「フロントバンパースポイラー」と呼ばれ、フロントバンパーの下部に装着するものは、「フロントアンダースポイラー」や「リップスポイラー」などと呼ばれています。二つ目は、サイドスポイラーです。これは、サイドステップやサイドスカートなどとも呼ばれています。サイドスポイラーの効果は、車体の両サイドに装着されて、車体の横に流れ込む風を効率よく後ろへ受け流してくれます。三つ目は、リアスポイラーです。これは、リアアンダーやリアハーフなどども呼ばれています。リアスポイラーの効果は、リアバンパーの形状を最適化し、車体後方にできる渦の発生を抑えてくれて、スムーズに気流を受け流してくれます。

エアロパーツの種類と効果A

次に基本以外のエアロパーツの種類と効果の紹介をしていきます。一つ目は、リアウイングスポイラーです。これは、略してウイングとも呼ばれています。リアウイングスポイラーの効果は、車体後方の上部(トランクの上やリアガラスの上など)に装着して、車体後方にできる渦の発生を抑えることができ、スムーズに気流を受け流すことができる整風効果を持っています。また、FR車のリアウイングスポイラーには、ダウンフォースによって後輪のグリップ力を増大させることができる効果を期待することができます。なお、FF車のリアウイングスポイラーは、整風効果のみを期待するものであって、後輪のグリップ力増大は目的としていません。二つ目は、テールゲートスポイラーです。これは、ルーフウイングとも呼ばれています。テールゲートスポイラーは、ハッチバック車(後部のドアを上に開ける型の車)の後部ガラスの上端部にスポイラーを装備するものです。テールゲートスポイラーの効果は、整風効果によって降雨時に後部の大きな窓ガラスに付く水滴を少なくして後方視界の確保に効果的に作用することです。

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